人形の見る夢
人形の見る夢
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:その他

公開開始日:2012/03/05
最終更新日:2015/07/17 11:20

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人形の見る夢 第6章 撫子 前半




マスターの手から温くなったお茶をもらってゆっくり口をつけた。少しでも火傷をすれば私たちには一大事だから。



「心のない人形で、
昔の恋人の代わりになるのかしら」


「代替えを必要とした時点で、昔の恋人なんて既に必要としてないと思わない?」



「それ以前に、あの男性と撫子似の女性が本当に付き合っていたのかが疑問だわ」


あの冴えない見た目で女性にモテたとは思えない。
人形でなければ、こんな綺麗な女性と付き合える人には見えなかった。
それでも、お金はあるようだけど。



「あの男性は自我の発達していない状態を歓迎しているよ。希望なら配送までの間に箱の蓋を開けて、君の話し声を聞かせることも提案したけど、ご希望じゃないそうだ」


「…寂しいわね」

誰が寂しいのかわからないまはま、私はまた呟いていた。



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