☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)6
第11章 大向三奈子は早々と第二弾DVDの撮影予定・ぷぅ子の第二弾は淳がわざと遅らせる指示
飽きられる前にどんどん出す。そんな事はとても簡単。誰だって出来るだろう。問題はその継続であり、しかも相手に飽きられる可能性も持つ。それがどれほど過酷かと淳は言う。
幸い天才の自分が監督したぷぅ子のDVDは反応が上場。だから待て、もう少し間を置け。早く見たいと相手に思わせる事だ、そのタイミングで繋いでいくんだ。淳はそれをCOOLだと表現。
その頃、大向三奈子は早くも第二弾DVDの撮影が仕事の中にあった。ガンガン攻める、ガンガン攻めて相手の金を奪う。そのためには、どんどん新作を出すのみ。後は枯れ果てるか人気が無くなって消えるまで続く。自分が倒れるか生き残るかの勝負。
のんびりと風に吹かれながら散歩している。でも目の前にはカメラマンなどがいるから、普通の姿ではなかった。
撮影している間、チラチラ思う事が胸の中にある。果たしてこの監督どうなんだろうと。本当はそんな事を考えるはずもなかったのに、ぷぅ子の作品を手がけた淳という名前を知ってから気になる。この監督は淳より上なのか下なのかが。上だったらいいのだが、下だったら自分が努力しても報われないのではないかと不安がよぎる。この監督が2流だったら、全てはお前せいだという具合に。
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