【オトコの話】★ミニ
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公開開始日:2012/02/29
最終更新日:2012/02/29 23:19

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【オトコの話】★ミニ 第1章 ● ステージのないオトコ
■ くすぶって陥る「自分探し」

要は、ステージが小さいのである。
自慢する相手は、自分より語学力のない者ばかり。そういう輩に限って、突然、道を尋ねてきた外国人にしゃべった英語が相手に通じず、怪訝な顔をされたりするのである。
そう、数年前のNHK紅白歌合戦に特別ゲストで登場したスーザン・ボイルに自信満々に英語で話しかけ、全く通じず赤っ恥をかいたキムタクのように…。

「自分はこれだけ勉強した」「自分だけが発音を褒めらた」「自分は有名大学の英文科卒」という類の過去の栄光に縛られたまま、日々の鍛錬よりも、「語学ができる自分」に酔いしれていると、こうなる。

仕事というステージで、自分の語学力を使いきっているオトコは、いちいち自分の語学力を自慢したりなどしない。

英語しか通じない環境で仕事をしていれば、“素人”相手に自慢している暇などなく、通勤時間に英語教材を聞いたり、アフター5に語学学校や家庭教師をつけてスキルアップを図ったりと、仕事に支障をきたさない語学力を身につけるための自主トレに皆いそしんでいる。

「L」と「R」の発音に難があっても、画期的なアイデアを提案できるとか、押しの強い外国人クライアントに負けず交渉できるとか、そいう能力の方が大事ではないか。

英語あるいは語学という「手段」がゴールではない。
手段はあくまで手段。大切なのは手段を使って、何をなすかだ。

そこを履き違えると、「こんなに語学に堪能なオレはもっと認められていいはず!」と、ありもしないステージを探し続けることになる。

これを俗に「自分探し」という。
「今の自分は本当の自分ではない。ここでくすぶっている場合ではない」と、ちょこまかいろんなことに手を出しては、自分が拍手喝さいを浴びるステージを探し求めるのだが、そんなん、急にポッと舞台が整うわけないじゃん。
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