春夏秋冬
春夏秋冬
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/02/27
最終更新日:2013/07/21 00:33

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春夏秋冬 第6章 台風
それじゃ、おやすみ。
そう言って、皓様は電話を切った。


とぼとぼと自分の部屋に戻ってバタンとベッドに倒れ込む。


寂しい…。声を聴いた後に限って、余計に寂しくて不安になる。


王都にいたときは、毎晩あの低くて綺麗な声で好きだと言ってもらった。
皓様と二人の空間が近くて心地よかった‥。





皓様は屋敷に帰ってきたら、俺を抱くと言った。
普通にそう言ったけど、俺達はまだ、そう言うことをしていない。

あの夜、いっぱい身体に触られて、自分が何だかとんでもないことになった自覚はあるけれど、それ以上はされてない。

痛くて、怖くて、俺が嫌がると皓様も無理強いしなかった。
だけど、するのだろうか…。できるのかな…。





自分で考えて、じわっと顔が熱くなる。

何、バカなこと考えてるんだろう…。
この非常時に。

でも、身体が火照ってる。
下半身が痛むように疼く。


潔様が体調を崩すほど働いて、皓様は自分のお屋敷に三週間も帰れないでいるのに。
俺は‥。


けど、さみしい。
早く帰ってきて顔が見たい、声が聴きたい、温かい手に触れて欲しい。


…寝よう。
皓様は、待っていればもう少しで帰ってくるのだから。
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