春夏秋冬
春夏秋冬
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/02/27
最終更新日:2013/07/21 00:33

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春夏秋冬 第5章 百合
そっと唇を合わせると、肩が大きく震えたが逃げはしなかった。

角度を変えて重ね合わせたり、薄い下唇と上唇を交互にはむのを何度も繰り返すうちに、だんだんと光の体から力が抜けてくる。固く結ばれていた唇が緩んだ隙に、歯列を割って舌を滑り込ませると、今度こそ体が強張って細い腕が俺を引き離した。


「な、なに…?」


「…キスだよ」



確かにまだまだ子どもなんだけど、こんなに可愛いのにキスの経験もなかったのだろうか。
戸惑う仕草が可愛かった。
あやすように頬を撫でながら、もう一度唇を重ね合わせ、舌を入れる。



「やっ、」




口腔内に舌を差し込むとやっぱり逃げをうつけど、しっかり腰を抱きなおして、喉の奥に逃げてしまった舌に、舌で触れた。

ゆっくり慣れてくるのを待ちながら舌を絡めると、逃げてばかりいた光も俺の動きに合わせるような動きを見せた。



たどたどしい動きがかえって気持ちよかった‥。


じんわりと身体が、特に下半身が熱を持ってくる感覚がする。


光も気持ちいいのだろうか。
いつの間にか俺に抱きつき、キスに答えていた。長い口づけを終えて唇を離すと、飲みきれなかった唾液が光の口角から零れて頬を伝う。


「‥キス、気持ちいい?」



「…ん、」


光はとろんと瞳を甘く潤ませ、軽く息が上がったまま、俺の胸元に顔をうずめる。
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