春夏秋冬
春夏秋冬
成人向
発行者:ほおずき
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛
シリーズ:春夏秋冬

公開開始日:2012/02/27
最終更新日:2013/07/21 00:33

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春夏秋冬 第11章 柊 終

光は、俺と伴に屋敷に帰ってきた。


弟達には泣かれたし、光自身も少し泣いていた。だが、光は村に留まりたいとは言わなかった。

今度こそ頻繁に連絡を取り合おうと約束して、次男である風が働いている店の住所なんかを確認していた。

もちろん、うちの屋敷の住所や電話番号も教えて、いつでも連絡するように言った。

あの村の辺りは、例え商店でも、まだ電話が一般には普及してない。やり取りは、手紙が中心になりそうだった。







塞ぎ込むんじゃないかと心配したが、目に見えて落胆している様子は、今のところはない。

今まで通り、熱心に勉強して、花を活けている。

俺に対しても、態度は変わらない。


家族に会ってみれば、何かが劇的に変わるんじゃないかと思ったのは、俺の妄想だった。



「日常の積み重ね、てやつだよ。結局はさ。

でも、光や兄弟にしたら生き別れになりかねなかったのが、今回のことで繋がったんだ。
俺達も、光が誰かの大切な人だって再確認出来た。

2人は王都でクリスマスデートもしたし、温泉旅行もしたし」



良かったんじゃない?


潔はそう言って笑う。





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