☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)2
第13章 ぷぅ子の大改造4・微妙な一線でもう少し映えさる・女同士に任せてはみるのだが……
AVとセクシーアイドルの違いだった。山本はAVギャルには、ある意味では畏怖の念を持っている。だから相手が新人でも、自分が下からサポートする雰囲気は自然と。
ところがセクシーアイドルになると畏怖の念がない。タガが外れていると自分では思わずだが、自然と軽く見下したような雰囲気が出てしまうのであった。それをぷぅ子は受け取っていて。
「これいいね、あんたにはこういうのが適度に似合うじゃない」山本が服を指定する。
「私はこういうのが好きなんだけど……ダメかな?」と、ぷぅ子が言ってみれば、素直に言う事を聞きなさいと返される。腹が立つ。淳に魂を預けるのはいいとして、なぜに山本にまで魂を牛耳られたような感じになるのかと。同じ女同士でそうなると危険な香りが。
「何その顔……あんたのために服を選んでるんだよ」
山本の言い方は良くなかった。ぷぅ子にしてみれば、監督というのは仕方がないと割り切れる。しかし周りにいるスタッフというのは下っ端ではないか。下っ端が偉そうにと言いたくなる。何様のつもりだとも言いたくなる。
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