☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)2
第1章 3者会議の模様☆監督の仕事が悪いと社長に叱咤される松山・天才たる淳にも話は来るぞ
そこで聞く。どんな作品になったのかと。すると社長は、ノート型パソコンをテーブルの上に置く。購入者のレビューを見ろと言う。
購入者のレビューをいくつか見ると、花田もも子自身はまずまずの出足になりそうだ。しかし作品に対する見解はあまり良好ではない。特に監督の評判が明らかに惨敗。淳はタバコを銜えて見つめながらつぶやいた。とても気になる箇所がある。
「おい、松山。カラオケで40分ってなんだ?」ここだ。内容を知らない淳には理解が出来ない。カラオケが最悪という書き込みが。
問い詰められた後輩は打ち明けた。どういう作品だったかを。花田もも子に水着姿でカラオケをさせた絵を40分ほど収録した事実を。アイデアとして面白いと思ったし自信があった。なのに視聴者にはそれが伝わりませんでしたと、後輩は落ち込んでいる。
「正直に言うと、ちょっと大きいおっぱいに対するこだわりが低かったのかもしれない。それがいけなかったのかなぁ……」
あぁ! 淳が右手を額に当ててため息を。大きいおっぱいへのこだわりが低いに加えカラオケさせた場面が40分。それはまるで、深夜に放送される寸止めTV番組の次元ではないか。萌えられない。
通りで購入者が激怒するわけだと淳はタバコの煙を吐く。確かに花田もも子はセクシーアイドルである。だがDVDを購入する男というのは、まさか内容がTVと同じ次元だとは思わない。
2