☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)2
第3章 天才も当然思い悩む・自分の魂を信じろ・悩み抜いた後、やはり相手を見るべきだと悟る
「 ち、ちくしょう……」豊かな乳房とそれを持つ女の魅力を描く事に天才だと思う自信を無くしたら、淳はただの男になる。それは同時に何をやればいいのか分からなくなり、何を楽しいと思って生きていけばいいのか分からなくなる事を示す。路頭に迷う。
自分に何が出来る。この職業を失ったとき、自分はどうやって満足した生き方を作ればいいのだ。淳は分からない、だから怖いのだ。
「ふざけるな、この俺がイチイチ落ち込んでいられるか」と、何とか自分を立て直した天才。危なかった、もう少しで心が闇に落ちる所だった。死にそうになった魂を沈めずに済んだ。淳のような人間は、あらゆる場面で中間が少ない。常に高いところと低いところしかない。だから極端になる。喜びも恐怖も大げさなほどに。普通の人には大方理解してもらえない寂しさも一杯。
そう、まずは自分を信じる事だ。淳は自らに言い聞かせてタバコに火を。自分を信じなければ良い作品など産み落とせないと、やっと意識が前向きになっていく。天才は自爆を回避した。
「やってやろうじゃないか」活力が出てくる。男は活力を掴んで初めて人間に戻れる存在。人間でなければいけない、そんな事を一人ブツブツ言いながら携帯を手に取る。
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