☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)2
第1章 3者会議の模様☆監督の仕事が悪いと社長に叱咤される松山・天才たる淳にも話は来るぞ
ぷぅ子のデビューが近づいていたある日、淳は社長室に呼ばれた。直感的に「面倒な気がするぞ」と思った時は、これが不思議とよく当たる。直感というのも色々あって良かれ悪かれなのだろうか。
失礼します。そう断ってドアを開けると、社長室には社長と松山の2人がいた。雰囲気から察すれば松山が叱咤された感がある。
「座れ!」と社長が言うのでソファーに。隣に松山が座り、向かいにすっかりご機嫌ナナメの社長が腰を下ろし始まった。
何やら面倒だなと思いながら、淳はタバコを吸わせてくださいと言って隣の後輩に目を。小声で伝えた、何を落ち込んだような顔をしているんだと。しかし松山は、目の前に社長がいるからか先輩の問いには乾いた笑いを一つ浮かべるのみ。
「まず話の一発目だ。花田もも子の作品で、とにかく監督の仕事に評判が良くない。これは松山のせいであり、淳のせいでもある」
社長の切り出しに淳は目を丸くして驚いた。なぜ俺の責任!? とタバコを銜えたまま仰け反る。監督をしたのは松山ですよと淳は後輩を指差すが、社長は納得出来ないようだった。言い分として、最初に淳が引き受けていれば問題はなかったの事。
つまり、セクシーアイドルの作品も手掛けろという指令を淳は嫌がって断った。だから松山が引き受ける事になり、やってみれば仕事の内容に評判が良くない。これが淳の責任でなければなんだと社長は叫びたらしい。ちょっとした逆ギレだ。
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