☆ボインちゃんはAVギャル番外編(ぷぅ子の痛快疾走な生き様)1
第1章 分かるんだってば・素直になろうよ・時代遅れを払拭するチャンスだってば・カモネギ
「OK、ちょっと待って。今どの子がフリーか聞くから」裕二は携帯を取り出す。あえて店の中に引き込まないのは、目の前のカモを安心させるため。ここで女の子の確認をする事でカモは安心するように出来ている。単純だからこそ世の中が成り立っていた。
今どの子がフリー? 小声で店の中の人間に聞くと、今はぷぅ子がフリーだと返事が来た。(ぷぅ子かぁ……)よりにもよってと思わなくない。カモは哀れな雰囲気を纏う男だ。一瞬ばかりおっとりしたボインで古くさい頭を浄化とも思ったが、そこは商売として割り切るが勝利。裕二は電話を切ると、携帯に画像を出して見せてやる。
「お兄さん、今はぷぅ子がフリーだよ。この子、可愛いでしょう?」と画像を見せた。カモが携帯を見つめている時にすかさず、この子はLカップのすごいボインだとつぶやき心を惑わせる。DカップとかほざくカモにはLカップは聖域の言葉。案の上、驚いて目を回しているか。裕二は言う、この子がフリーなのは滅多に無い事だと。みんなこの子の胸に甘えたがるんだよと。
「そりゃもう、ぷぅ子のおっぱいは柔らかくて温かくてさ」などと、山田清の心を刺激する。それで出来上がりだった。
「ありがとうございます!」と礼をする裕二を尻目に、男は階段を下りて店の中に入っていく。そんな男を見ながら、あの程度の男はぷぅ子で先例を受ければいいだろうと裕二は笑う。きっと新鮮かつ斬新な気持ちで21世紀を理解するのだろう、あの中年は。
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