雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第9章 act,8:輝かしきもの
 気を取り直してシャルギエルは、携帯電話を取り出すと我が家のメイド室内線に繋いだ。
「今からクラスメイトを二人我が私邸に連れて行く。フルーツとケーキ、紅茶とコーヒーとココアを用意しておけ。それから別に、クッキーとキャンディーとプロミスチーズをそれぞれビッグサイズ一袋ずつ用意して、一緒に未開封のまま揃えておけ。今すぐだ。俺達が到着したら誰一人中に入るな。分かったな。以上だ」

 ―― シャルギエル専用私邸。
 ドライバーにまた後で呼ぶからすぐに車が出せるよう準備しておくように言うと、車から降りて二人をプライベートハウスに案内した。 
 大した個人的用がない時以外は余り使用しない私邸で、普段は本邸宅にあるプライベートルームを主にしている。
 それでも寝室、風呂、トイレ、キッチンは当然の事、ダーツとビリヤード、スポーツジム、スクリーンルーム、楽器演奏ルーム、クローゼットルーム、三十畳以上のリビングルーム、プール付きに広いテラス、オートライトセンサーにオートロックシステムの玄関。だが本邸とは渡り通路で繋がっているので、内から入る分ではオートロックは当然不要だ。
 中に入って呆気に取られ、呆然として立ち尽くしているカノンとロードにシャルギエルは気軽に声を掛ける。
「おいどうした二人とも。いつまで玄関に居座ってるんだ。早く部屋の中に入れよ」
「え゛!?」
 彼の言葉に二人同時に目を剥いて、シャルギエルを見る。
「な、何だよその顔……。怖ぇぞ?」 
 何て広くて綺麗な部屋なんだろうと、感心しながら辺りを見上げていた所が実はまだ、ただの玄関だと知った二人は頭が混乱した。
 二十畳近くの広さに美しい彫刻に絵画が飾られ、白亜のギリシャ風柱が部屋との境に立っている。壁際にコンソールとその上に豪華な飾り枠のアンティーク調壁掛けミラーに、同じく壁掛けの豪華な仕上げの幾つにも枝分かれした燭台。そして二人掛けのソファーが一つ。そこが玄関だと言う。部屋だと間違われても仕方がない。
 ドギマギしながらカノンとロードは更に恐る恐る歩を進めて、彼の居るリビングルームに足を踏み入れると、玄関の時以上に更に二人は口をあんぐりとさせた。
 豪華な暖炉にシャンデリア。部屋の隅には長剣の柄の上に両手を重ねて立つ甲冑。大画面の薄型TV。
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