雪天使~お前に捧ぐカノン~
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発行者:妃宮 咲梗
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第6章 act,5:スパーク ~Rとエリート~
 つまり二大勢力のギャングトップのRとエリート。そのそれぞれのギャンググループの下に四つ、五つといったチルドレングループを力で統率している。
 チルドレングループリーダーの更に上にいる、ギャング二大トップ同士が仲がいいから、ほぼその二人にこの町のチルドレンやギャング達は支配されてる様なものだった。
 カノンは周囲に散らばる品物を一つ一つカゴに拾い上げてゆく。
「もし逆らったらどうなんだよ」
「陰湿ないじめから、長時間かけて袋にされて殺されたり、幼児性愛者(ペドフィリア)や人身売買に売り飛ばされたり、闇シンジケートに売られたら体全てを切り刻まれて、そのほとんどが無駄なく世界中に散らばって病人のパーツにされちまう。どっちにしたって生きてはいられない……。こんな腐った町で生きていてもね……情けない事にやっぱり死ぬのは怖いのさ……」
「情けない……? 何がだ。何が情けない? 死ぬ事への怖さがか。そんなの怖くて当たり前だ。誰だって死ぬのは怖えに決まってんだろ。だから生きてんだよ俺等は。そんな事を、“情けない”の一言で簡単に他人事の様に言える方が虫けら以下なのさ。死にたくねぇのはこの地球上あらゆる生物全て一緒だ。生き延びる為に生物全ては必死で進化したり、他の生物を利用したりまでするんだろう。頭から死にたくて産まれてくる奴ァいねぇ。二度と死ぬ恐怖が情けねぇなんて思うな」
 カノンのやりきれない言葉にシャルギエルの胸中は、更に腸が煮え繰り返る思いが上昇する。
 彼の力強くも優しい言葉に、胸が締め付けられる程カノンは感動して、無意識に涙が溢れた。
「ん……」
 そのまま声にならず、彼女は漏らすように頷いた。
「それで? そういう人売りまでをあの二人がこなしちまうのか?」
 漸くシャルギエルはカノンの方を向く。
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