雪天使~お前に捧ぐカノン~
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発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第21章 act,20:インビテーション
「何年寄り臭い事を言っているんですか。貴方にとってもたった五年前の出来事でしょう。ですが大丈夫ですよシャルギエル様。“今時の十歳児”は思いの他素直で謙虚で可愛げはあります。少なくとも五年前と比べれば、ですがね」
 フランクは明るい調子で言った。……――暫くの沈黙の後。
「そりゃどういう意味だ!」 とシャルギエルは跳ね起きる。
「有名ですよ。ここの使用人の内では。貴方はそれはそれは高慢で大人を大人とも扱わず、挙句言う事も聞かないとんだ悪童だったとか。今でこそ年相応に落ち着きはしているみたいですが。その後を追って成長なさっているミレイナお嬢様は私から見る限り、大変おしとやかに見えますね」
 フランクの言葉に、ロードが両手両足を使って猿のように喜びはしゃいで大爆笑する。散髪中だったフランクは慌ててハサミの持った手を遠ざける。
「うるせえ! 笑い過ぎだクソガキ! 丸刈りにさせるぞコラ!!」
「お言葉使いも最近更にも増して、粗暴お下劣になられている気もしますねぇ~」
「ふぐ……っっ」
 再びロードの散髪の手を動かし始めるフランクに、サラリと突っ込まれて言葉に詰まるシャルギエル。
「今夜のパーティー、ボロが出ないようくれぐれもお気をつけ下さい?」
「こ……心得ている……」
 更なるフランクからの忠告に、あえてシャルギエルは気高い対応をする。
「今日一日、是非ともその気品あるお振る舞いを維持なさって下さいませ? シャルギエルお坊ちゃま♪」
 面白がってロードがほくそえみながら揚げ足を取るのを、キッとシャルギエルは悔しそうに睨み付ける。
「お? 言うねぇ君。これはひょっとしてシャルギエル様の暴走の滑り止めの良き人材になるのではないですか?」
「銀紫がいるから及ばねぇよ!」
「あの日系の子なら、貴方のブレーキ及びサポート役ですかねぇ」
「へぇ。確かにな。じゃあカノンは何の役目になるんだフランク」
 シャルギエルが少し感心気味に訊ねる。すると彼は飄々と答えた。
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