雪天使~お前に捧ぐカノン~
雪天使~お前に捧ぐカノン~
成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第21章 act,20:インビテーション
 母親のミセス・ジャンセンは専属の美容師やエステシャン、メイク係が、いつもより念入りに彼女の美を高めている。
 妹であるジャンセン家御令嬢のミレイナはもう早々と、パーティー出席用盛装に髪型も整えてもらって、開始までの暇(いとま)を利用して本邸の自分の部屋にてフルートを奏でている。
 そして御曹子シャルギエルはというと…。
 私邸の方に例の三人と引きこもり、専属美容師フランクも一緒にそれぞれすべき事をしていた。
 今は別にパーティーに出席する必要もないロードが、もう一通り自分の役目を終えて余裕の出来たフランクに、髪の手入れをしてもらっていた。
 忍鷹はバスルームを拝借し入浴中。
 カノンは場所が場所だけだからか無意識的に、しきたり・マナー・ルール等に関する本を手に黙読して、淑女たるはどうあるべきかを頭に叩き込んでいた。恋人になった男との将来を見込んでとも言えるかも知れない。確かに順調に交際が進展すれば、いずれ嫌でも貴婦人として求められる事にはなるだろう。そういう意味では気が利く感心な行いと言える。
 シャルギエルは先に髪の手入れも済ませ、本に夢中になっている恋人(カノン)は自分に構ってくれないので、暇潰しにロードの散髪現場に居ついていた。
「へぇ、君は十歳か。ではシャルギエル様の妹嬢と同い年だな」
 フランクは髪を弄りながらロードに言った。
「ふ~ん。シャルギエルの妹ってオイラと同じ十歳なんだ」
「あ~あ! こっちの十歳の方もお前に負けず劣らずかっわいくねぇクソ生意気なガキでよぉ! “くれぐれも私の恥になる振る舞いだけはなさらないでほしいわ兄君” だってよ。兄君だぞ兄君! お兄様でも兄上でもねぇんだぞ!? どんだけ高飛車なんだってんだ! 偉っそうなチビだぜ、あのアホミリーめ! 今時の十歳児ってのはみ~んな可愛げねぇのかぁ!? なぁフランク」
 散髪ルームにあるソファーにクッションを枕に横になりながら、シャルギエルはいけしゃあしゃあと吐き捨てる。
224
最初 前へ 221222223224225226227 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ