雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第21章 act,20:インビテーション
「確かに。それだけ美的レベルが上がればスラムじゃあレイプの的だな。寧ろスラムの人間から掛け離れてしまって、更に違う方向からのターゲットにもなりかねん。特にイヴなどの特別な日は我が身の不幸を呪って自棄(やけ)になる犯罪者が増加するからな。……ふむ……。だったら……――この二人をその日お前のところに連れて行けば身の安全は守れるだろう」
「だからパーティーに今はまだ出す訳には……」
 忍鷹の人事の様な言葉にシャルギエルは、彼に言い返しかけた。それをすぐに忍鷹は切り返す。
「出さなくていい。隠しておけばいいではないか。“いつもの場所”に。どうせパーティーに夢中だし会場以外のプライベートの立ち入りは誰にも許可しないのだろう? 私邸なら充分その間の暇潰しも出来よう。入浴したりゲームをプレイしたり映画鑑賞したり何でもありだ」
「…あ。そうか。だよな。そうするか」
 ポンと手を打つシャルギエル。物事は忍鷹によっていとも簡単にアッサリと解決した。思いの他自分の事になると視野が狭くなるシャルギエルは、我ながらそんな自分に呆れる。すると斜向かいに座っていたロードが、飛び上がって喜んだ。
「ヤッター! シャルギエルのプライベートハウスにまた行けるんだ!」
「そうだな。朝から行ってお前もフランクに髪弄ってもらえよ。そんだけざんばら髪だとモテるもんもモテねぇぜ。ロード坊や」
 無邪気にはしゃぐロードに、シャルギエルが笑顔で対応する。それがまた余計に嬉しかったロードは、照れ隠しに少し見栄を張って見せる。
「お、おう。じゃあ一丁頼むかな。シャルギエル君」
「クス。何さ偉そうに」
 格好つけて腕を組みふんぞり返る義弟の額を、カノンが笑って指で弾く。
「ところで背丈は俺と一緒だろ銀紫(ぎんし)。当日は俺のタキシードを貸してやる。ヘアスタイルはそのままで充分だな」
「ああ。毎月美容室に行って整えているから大丈夫だ」
「そうだろうとも。でなきゃそんだけスタイルが決まっちゃいないからな」
 シャルギエルは忍鷹の栗毛色のソフトカールウルフヘアの毛先を、指先でチョイチョイと軽く突付く。
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