雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第21章 act,20:インビテーション
「何だと? この俺にお前の邸宅で行われるイヴのパーティーに出席しろだと?」
 ビジネス街の繁華街にある喫茶店でシャルギエル達三人と待ち合わせした、メッセンジャーの仕事中である忍鷹(おしたか)は、ひとまず注文したコークを一気に飲んでから一息吐くと、訊ねた。
 彼は仕事上ピッタリと体に張り付くようなデザインのサイクリングウェアを着た姿で、競技用サングラスを頭部までカチューシャのように引き上げたスタイルに、背にしていたメッセンジャーバックを下ろし椅子の足元に置くと、壁側に座っているシャルギエルの隣のその椅子に座った。
 ハンサムな端整ある顔立ちと長身が手伝って、その格好でも充分彼の更なる魅力を高めていた。そんな彼の問いに、平然とシャルギエルは頷く。
「そ。初めは用心してこの二人も連れて行こうと悩んだんだが、何せ家が開催するパーティーだ。多くのセレブ人が来る。ロードがその連中にトラウマがあってな。怯えて落ち着かないだろうと思うし、俺の連れにしても年齢差のバラつきでおかしくて怪しまれるだろう…。特に俺の妹が疑って突付き回すかも知れないからな。だから…」
「おいおい待て待て。イヴのパーティーにこの際俺が出席するのは構わん。要はこの前のSCCへ探りを入れた時の、写真の男が目当てだからだろう? 俺も一緒に探ればいい訳だろうその男を。しかし何でこの二人がどうこうになってくるんだ?」
 忍鷹は理解に苦しみながらも、フィッシュ&チップを食べながら顔を顰める。
 するともう先に食事を平らげて、フルーツパフェにありついていたロードが、自分の隣もしくは、シャルギエルの真向かいに座っているカノンを、親指で示しながら忍鷹に訊ねる。
「……どう思う?」
「……どう……だと?」
 思わず口ごもって、食事の手を止める忍鷹。
 一瞬理解出来ずにロードの言葉に躊躇いつつ、カノンを暫く凝視していたが、やっと自分以外の二人の少年が言わんとする意味が分かったらしく、ふと苦笑した。何かと思えば自分達が慈愛する小娘への評価か。余程愛情深いと見える。第三者に感想を求めるとは。健気な事だ。忍鷹は内心密かに思いつつ、彼等の要望に答える。
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