雪天使~お前に捧ぐカノン~
雪天使~お前に捧ぐカノン~
成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

アフィリエイトする
マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第20章 act,19:オルガナイザー
「……分かったよ……。いい加減その“Rクン”呼びはやめろエリート。不気味で怖ぇ」
 Rは口元を引き攣らせながら、短くなったマリファナ(グラス)の紙巻を車の灰皿に押し付ける。そして缶ジュースのプルトップを勢い良く開け放って、グビグビ一気に飲み下した。
「…ねぇ。野郎同士でいつまでも海にドライブなんてそろそろ気色悪いからさぁ。いい加減帰らない? 僕今夜はあの歓楽街のカジノ店に腰を据える日なんだよ。お前はいいな。ヒマそうで」
 エリートは小さくなったチュッパチャプスをガリガリ噛み砕く。
「何言ってんだよ。今の俺の夜はもっぱらデッドファイトの管理だぜ? しかもタトゥーまみれで臓器もイカれてるガラクタ人間しか使わせてくれねぇからさ。野郎臭くてたまんねぇぜ」
「当たり前じゃん。中身がキレイなのはみんな万が一死んだ時売り物にならなくなっちゃうでしょ。だからどうせ殺し合いで勝敗を決めるアングラスポーツのデスバトルなんての選手は、そんなガラクタ人間ばかりが丁度いいの。どうせ何の役にも立ちゃしないんだから。死んだとしても」
「あの死体処理マジ面倒なんだぜー。ただの粗大生ゴミでしかないからさ。マジ邪魔なんだよアレ」
 Rはグチりながらシボレーのエンジンを掛ける。
「唯一の今ある仕事でしょー。しかもどうせ手下にやらせてしかも細かくバラしてワニとかの獣に喰わせて処理してるでしょ。結局君はヒマを弄(もてあそ)んでるだけじゃんRクン」
「だからその“Rクン”呼びやめろってんだよマジ怖ぇ」 
「アハハハ」
 そうして二人を乗せたシボレーはこの劣悪なベイエリアを出ると、スラムへと向けて戻って行った…。
219
最初 前へ 216217218219220221222 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ