雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第20章 act,19:オルガナイザー
「分かってるさ。この命に代えても全力で守るさ」 
「オイラも同感だ」
 シャルギエルとロードは拳を押し付けあう。それを見届けて、ふとカノンは微笑むとホットミルクとカフェオレを二人にそれぞれ渡した。
「大丈夫さ。あたいもただ黙って犯られる程ヤワじゃないよ。伊達に野良の生活をガキの頃から生きちゃいないんだ。しっかり万が一の爪と牙は研いであるさ」
「それでもワイルドキャットの威嚇は虎や熊のそれとは比較にならないぐらい弱いもんだ」
「特に恋を覚えたメス猫は気迫を失くすしな」
 カノンの強がりを、シャルギエルとロードは一蹴する。
「だったら“命を掛けてでも”なんてあんた達二人とも言うんじゃないよ! あたいにとっちゃあシャルギエルもロードも同じぐらい大事なんだから、あたいを守って死んだって無意味なんだからね! あたいに生きながら苦しみを与える羽目になる事をしっかり覚えときな!!」
 カノンはムキになって喚くと、プリプリ怒りながら自分用のフレンチトーストを焼き始めた。思わずそんな彼女に目をパチクリさせていた二人だったが、すぐに表情を緩めるとシャルギエルとロードは目を合わせてニッと笑いあった。





「え? イヴの日はSCCを閉めるって?」
 Rがシボレーの運転席の窓に両足を組んで投げ出し、相変わらずマリファナ(グラス)の紙巻を口にくわえ、両手をシートの頭部後ろに組んだ姿勢で隣の助手席に尋ねる。
「うん。ボスがその日は用事が出来て、臓器移植及び売買そのものを休むらしいよ。だからイヴだけでなくクリスマス当日も休もうと考えてるから二連休だね」
 助手席のエリートがチュッパチャプスを舐めながら答える。
「……お前すっかりそのキャンディーお気に入りだな。あのグレアムに一度貰って以来…」
 そんな穏和な良き相棒に、半疑心暗鬼の含んだ視線をRは横目で向けながら呟く。
「うん。どうもあの子が嗜好するモノって何かおいしくてさ。ハマっちゃうんだよね……」
「お前が一定の人間にハマる時って必ず前兆がそうやって現れ始めるから分かり易いんだよ。くどいけどあのガキは今はまだ俺のだから絶対手ェ出さないでくれよ」
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