雪天使~お前に捧ぐカノン~
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発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第20章 act,19:オルガナイザー
 椅子に片足を乗せ、固く握り締めた拳を胸元まで持ってきた体勢で、瞑目しながら己の思いの丈を熱弁する。その前に皮が剥けたのはともかく、大きさの合うコンドームが入手可能かが一番の問題な気もするが。日本人と比べ外国人の成長は早いとは言え、結局はまだ十歳の子供なのだし…。
 暫く黙って飲み物の準備に取り掛かっていたカノンだったが、ついにもう我慢ならないとばかりにクワッと見開いた目で、自分の理想に耽溺しているロードを睥睨した。
「いい加減にしないかこのバカガキが!! いくら何でも調子に乗りすぎだよ朝から! SEXの感心よりその“万が一の責任”をしっかり前提にして慎重に性を開花させる事だね! あたいもあんたもその立派な犠牲者である事をおざなりにして、楽観的に考えて片付けてしまおうなんざ持っての他だよ!」
 カノンは憤怒すると持っていたミルク鍋の底で、ロードの頭をカコンと小突いて喝を入れる。
「……ファイ……」
 少し気まずくなったロードは、パンを銜えて渋々返事をする。カノンの言葉には素直に従う。そんな二人の義姉弟のやり取りを初めは瞠目していたシャルギエルだったが、ついには少し可笑しくなってふと微笑をうかべた。
 思わず暫く会っていない自分の妹を思い出す。
 なーんで血の繋がりのある俺等の絆はこうも薄いかな~。あのクソ生意気なミリーめ。本来なら妹も兄に対してこう素直であるべきなんだ! 等と内心妹への不平不満を思うシャルギエルは、その原因が自分であるなど爪の先程も思っていない。まさか自分が妹ミレイナから反面教師にされているなんて、考えたり気付こうともせず日々自己中心なのが、我が家でのシャルギエルなのだから。
「でも……気を付けねぇとな。これから」
 ロードの何気ない一言に、カノンとシャルギエルが顔を向ける。
「カノン姉ちゃんさ。それだけ可愛くなりゃあ、パーフェクトなイージーターゲットだぜ。レイプのよ。ラバリィでさえ放っといてもレイプの的なのに、これだけ磨いちまったカノン姉ちゃんだと尚更だ。スラムの人間なんかに見えねぇぐらい輝いている。いい事だけど、オイラは怖い。油断すんなよシャルギエル。しっかり姉ちゃんを守れ」
 ロードは真摯の眼差しを彼に向けた。
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