雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第20章 act,19:オルガナイザー
 順位にすると、No,1がマックィーン。No,2が闇医者。No,3がエリート。No,4がRになる。
 SCCに通うマフィアやウォールは、所詮たかがギャング程度のエリートとRより権力が当然上ではあるのだが、ここではただのお得意様という客でしかない。それらのファミリーをマックィーンや闇医者によって、助けられたりして繋がりを得た、結局借りのある裏社会の人間達でしかないのだ。
 そもそもSCCは、マックィーンが裏ビジネスで非合理に臓器を入手する為の、秘密基地として建設した物だ。エリートとRの仕事はあくまで過程の一手段の為である。そこから排出される廃物人間を、切り刻んで臓器を奪うのだ。
 非合法とはいえ、人助けを口実に殺人が行えるのである。
 麻酔で意識を奪った生者から、干物の様に胸や腹を掻っ捌いて臓器を掴み出し、患者に移植を行うあの快感。自分で手を下した元生者から、別の死に損ないの命を引き伸ばす。
 一度仮死とはいえ短時間死なせておいて、生き返らせる蘇生法。まさにゾンビではないか。またそのせいで死亡する事になった者を利用して、他人の寿命を永らえさせる自分は神に相応しい。社会で目にも留めて貰えない、スラムに落ち延び生きているクズにも等しい虫けら達。
 …安心したまえ。君達の存在は無意味ではない。しっかり私の役に立ってくれているよ。殺戮とゾンビ精製と言っても過言ではない、人命蘇生という名の“罪と救済”を天秤に掛けるあの快楽と優越。
 その行為こそマックィーンにとって最高の性的興奮にも繋がり、過去その工程で幾度となく最高潮に昂ぶった性的絶頂感(オーガズム)を抑え切れずに、下着の中で射精を行った。
 その度着替えなくてはならなくなるが、今ではすっかり日常となっているので、替えの下着とズボンの持参は欠かさなかった。
 Mr.マックィーン。その正体は己の死体性愛者(ネクロフィリア)を生業にした、元々外科医であったにも関わらず、過去数々の殺人事件を迷宮入りにさせている、とんでもないサイコスリラーの殺人鬼だった。





「うっわぁー! スッゲェ! スゲェよ姉ちゃん! 超キレー! とてもスラムの人間には見えねぇよ!」
 シャルギエルの私邸で専属美容師のフランクに弄ってもらった義姉の、生まれ変わったような美しいヘアスタイルを見て、ロードは四方八方から見回して騒ぐ。
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