雪天使~お前に捧ぐカノン~
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発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第11章 act,10:インパルス ―衝撃―
 相変わらず腕に縋り付いているアースンを指差して見せながら、6Fから地上のRに向かって叫ぶ。その彼のRに対する言動に、アースンとラバリィはギョッとする。それを他所にRは大笑いしながら答えた。
「早速アースンに気に入られたかー! やっぱてめぇもゲイの匂いがするんじゃねぇかー! 先走り汁してねぇかてめぇでてめぇの股間嗅いでみろー!!」
 そうしてRとエリートも1Fの階段へと辿り着いたので、ここで一旦会話を中断する。
「あんた……Rさんにそんな態度を取る上に、Rさんからも対応良くされるなんて相当気に入られてる証拠ね」
 ラバリィが目を丸くする。
「俺ぁ迷惑してんだがな」
 そう言いながら階段側を振り向くと、ビーストとやらの少年が辿り着いていた。
 間近で見ると厳つい大柄の体格に軍人刈りした金髪に奥二重の鋭い青眼の、いかにも不良と言った少年だった。
「よくもまぁこのスラムでこんだけ立派に育ったもんだ……」
 シャルギエルの呟きにビーストは彼の目前まで近付き、自分より少し背が低いシャルギエルを見下して答えた。
「何かと立派でないとこのスラムでは生き抜けねぇ事ぐらい分かるだろ? 新入りよ」
 成る程な。こいつは自分の力量で自己主張するタイプか……シャルギエルは思う。
 やがてRとエリートも6Fへ到着し、Rは空いているソファーに、後ろから背凭れに片手を付いて飛び上がると、そのままの勢いでドサンと座り込んだ。エリートも静かに穏やかな笑顔を浮かべたまま、そんなRの横に行儀良く座る。
「カノンにロード。ベイビーをここまでの案内ご苦労。お前らもついでにこのまま最後までいろ」
 Rは言いながらマリファナ(グラス)の紙巻を取り出すと、火を点けて大きく煙を吸い込んだ。ビーストは忍鷹の横に座る。カノンもロードもRに促がされるままに、恐る恐る折りたたみイスに腰掛ける。勿論シャルギエルの隣だ。何故か左隣にはアースンが居座っているのは言うまでもない。
 みんなテーブルを中央に囲む形で座った。そして再びRは口を開いた。
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