雪天使~お前に捧ぐカノン~
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成人向アフィリエイトOK
発行者:妃宮 咲梗
価格:章別決済
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ジャンル:青春・友情
シリーズ:【第一章】 ギャングウォリアー力闘編

公開開始日:2012/02/07
最終更新日:2013/11/28 09:44

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雪天使~お前に捧ぐカノン~ 第11章 act,10:インパルス ―衝撃―
「確か、もう一人リーダーがいるんだよな? あの良かったらだけどよ。この集会が終わってRがいなくなったら俺から個人的にみんなに話があるんだが……。解散するふりしてもう一度集まってくれないか?」
 シャルギエルの切り出しにカノンが少し不安げな顔をする。ロードもいつになく真顔で三人の反応を窺う。その様子に目敏く気付いたラバリィは肯いた。
「カノンもロードも納得の上での事での何らかの話なのね。いいわよ。ねぇ、アースン、忍鷹!」
 ラバリィに声をかけられ、忍鷹は無言のまま一瞥してまたもそれを答えとする。アースンも肯いたが、一言付け加えた。
「でも、ビーストがどう出るかよねぇ……」
「ビースト!?」
 名前からして、とんでもない性格や体格の人間を想像するシャルギエル。
「まぁ確かにね。でも引き止めるぐらいなら私の一言で十分効果あるからその辺は大丈夫よ。後の事はグレアムの技量次第ね。どんな内容の話かはまだ分からないとは言え、ビーストに人の話を言い聞かせるからにはそれなりに覚悟を決めて腹ぁくくってなきゃね。ま、とにかく集会後うまく私がビーストを引き止めてあげるからさ。ほら、噂をすればだ。ビーストも来たよ」
 ラバリィに促がされて上から下を見下ろすと、白人の少年がこちらを睨み上げ、ニタリと笑って手を上げて見せた。それにアースンとラバリィは手を振って応える。
 今のがビーストか、と思いながら1Fの階段へ姿を消した彼を見送りつつ何気に遠くを見ると、妙な奇声をインディアンの如く上げながらエリートと歩いて来るRの姿が見えた。その奇声に彼らが歩いて来る前方で遊んでいた子供達がパッと散るのが見える。
「おいでなすったわね」ラバリィが呟く。
 Rは近付くにつれて両手の中指と薬指を折った手つきで、ヒラヒラ振って見せながら叫んできた。
「ヒーーーーーハ!! ちゃあーんと来てんなグレアム坊や!! こうも続けて顔合わせ出来たと思うとハッピーな余りイッちまいそうだぜベイビー!!」
「おーい! ここはお前を先頭に変態でも掻き集めてるのかあー!? このクソカマガキをどうにかしろ!!」
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