仄暗い部屋から
仄暗い部屋から
成人向
発行者:神崎真紅
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/28
最終更新日:2012/06/20 13:54

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仄暗い部屋から 第16章 第二章 act 2 さ迷う心
歓喜の声を挙げながら、賢司は瞳の中で腰を振った。
感じさせりゃいいんだ。
目一杯感じまくれば、瞳は目を覚ます。


「瞳~、どうだ?気持ち良いだろう?」


「……。」


瞳の口から何か聞こえた…。


「ぁ…、ぁ…。」


「瞳~、気が付いたか~。どうだ?天にも昇る様だろ~。」


もはや賢司に、まともな思考回路は残ってはいなかった。


「ひ…、う…。」


瞳の口から、漏れ聞こえる嗚咽の様な声。
賢司はそれを喘ぎ声と聞き取った。
益々激しく瞳を責め立てる。


「あ…っ…、あっ…。」


瞳に変化が表れた。
賢司が瞳に薬を打ってから、六時間以上が過ぎていた。


「瞳、戻ったか?」


「な…に……?」


まだ、呂律が廻らない。
瞳には、賢司に覚醒剤を打たれてからの記憶がなかった。

普通なら死んでもおかしくない量だった。

記憶が飛ぶくらいで済んだ方が、奇跡の様なものだった。


「瞳…瞳…、俺の可愛い瞳…。」


賢司がうわ言の様に繰り返し、言葉を放つ。


「あっ、はっ…、はっ…、いくっ…、いっちゃう~。」


瞳の感じ方も、尋常ではなかった。
死にかけた…。

それだけの量の覚醒剤から、生還し、今まさに快感は頂点に達しようとしていた。

…無論身体の限界をとうに超えて。


「瞳~、気持ち良いだろ?もっともっとイかせてやるからな~。」


ふたりは覚醒剤の魔力に、どっぷりと浸かってしまった。

もう戻れない。
忘れる事等出来はしない。
ただ…。
突き進むしか、道はなかった。
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