仄暗い部屋から
仄暗い部屋から
成人向
発行者:神崎真紅
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/28
最終更新日:2012/06/20 13:54

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仄暗い部屋から 第14章 第二章 プロローグ [前書き]
覚醒剤は、さすがに一週間も続けられないだろう。

眠らず、食べる事もなくSEXのみに没頭する。

薬が効いてる間は、疲れの自覚もない。

気付く頃には、動く事すら儘ならない状態になっているだろう。

そこからが本当に辛いのだ。
覚醒剤が身体から抜けるまで、怠くて何もしたくなくなる。
些細な事で苛々する。
幻覚、幻聴の類いが見え聞こえる。

精神が崩壊しないでいられる保証など、何処にも存在しないのだ。

ましてやリスクが大きい。いつ、何があって捕まるか判らない。

それでも辞められずに、どんどん深みに嵌まってしまう。

…それもその人の選んだ人生なのだろうか。

中には自身の意思とは反する形で、いつの間にかジャンキーになってしまった哀しい人もいる。

そんな場合は、殆どが女性だ。

また、特殊な人もいる。
覚醒剤がないと、食事も摂れない。
眠る事も出来ない。
動く事も、話す事も億劫になってしまう。

そんな人は三食覚醒剤を打って始めて、普通になるらしい。

…恐ろしい話だと思う。
けれど、意外に多いのだ。


瞳はいつになく愉快に笑っていた。


「ねぇ、賢司ってば~。」

「瞳、お前五月蝿いよ。」

「五月蝿いって何よ?酷くない?」
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