仄暗い部屋から
仄暗い部屋から
成人向
発行者:神崎真紅
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/28
最終更新日:2012/06/20 13:54

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仄暗い部屋から 第14章 第二章 プロローグ [前書き]
…あれから五年の月日が流れた。

今では覚醒剤を打たれる事に、違和感を持つ事すら忘れた瞳がいた。


「瞳、腕を出せよ。」

「うん…。」


今では自分から腕を差し出す。
まるで当たり前の事の様になっていた。

自分の血管に、針が刺さる様子をじっと見詰める瞳。
覚醒剤が廻る…。
熱が全身を駆け巡る。


「あ、つい…。」

「熱いか?一番熱いのは、おまんこだろ?」


瞳は自分で下着を脱ぎ出そうとする。
けれど思うように身体が動かない。

賢司が自分に打ってから、瞳の服を脱がし始める。


「瞳、俺の乳首を舐めろ。」


言われるままに、瞳は賢司の乳首を舐め出した。
けれど口がカラカラに渇いて、巧くいかない。


「お…み…。」


賢司は無言のまま、水を口移しで飲ませた。
が、仰向けの瞳は殆ど飲めずに、口の端から零れ落ちた。
そんな事はお構い無しに、賢司は言った。


「休まずに舐めて俺を感じさせろよ。」


…五年の月日は、こんなにも人を変えるものだろうか?

瞳は賢司の言葉に、何一つ逆らう事はなかった。

まるで…。
生きた人形の様になって、賢司に奉仕する瞳の姿は、哀しさすら漂っていた。


「瞳は俺の奴隷だな?」


「う…ん…。」


そう瞳が答えると、嬉しそうに笑う。
戻れない道を、ふたりは歩いて来た。
この先に何が待っている?
破滅?
至福?

そんな事誰にも判らない。無論、ふたりにも判る筈がなかった。

狂った歯車は、軋む音を立てながらふたりを飲み込んでゆく…。

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