仄暗い部屋から
仄暗い部屋から
成人向
発行者:神崎真紅
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/28
最終更新日:2012/06/20 13:54

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仄暗い部屋から 第13章 act 12 狭間
賢司は狼狽えていたが、やっぱり瞳の身体を見ると、つい苛めたくなってしまう。
バイブを使い、激しく瞳の花芯に送還を始めた。


「あっ…。」


一瞬、瞳が声を出した。


「瞳、大丈夫かよ?」


賢司の問いに、瞳は訳の判らない事を言い出した。


「だから、橋が見つからないんだよ。」

「は…?」


瞳の意識が見ている風景と、現実は違う世界だ。
賢司に瞳の見ている風景が、見える筈はない。


「こりゃ頭がいっちまったんじゃねぇか…?」


賢司は瞳に質問してみた。

「瞳?お前今何処にいるんだ?」

「お花畑…。」

「お花畑?夢見てんのか?」

「誰もいない…川を渡れば誰かいるかな。」


川…?
川に一面に咲く花…?
おい、それって『三途の川』じゃねぇのか?
賢司は狼狽しつつも、必死で瞳に呼び掛けた。


「瞳、川を渡っちゃ駄目だ。これが気持ちよくねぇのかよ?」


瞳の花芯に指を激しく送還する。
が、瞳は痙攣した様になったまま、声すら出さない。
拙い…。
強すぎた。
早く瞳の身体から薬を抜かねぇと、死んじまうかも知れない。

どうする…?
汗をかかせれば抜けるか…。

賢司は部屋に暖房を入れた。
もう、寒い季節ではなかった。
賢司は汗だくになりながら瞳の名前を呼び続けた。


「瞳?瞳?…返事してくれよ…。」


その時。


「賢司、何してるの?」

「は…?瞳、お前大丈夫かよ?」

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