生真面目な彼女
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発行者:深縁
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第1章 きっかけ

「真唯子ちゃん、本当にありがとうね!」


ギュッと手を秋吉のお母さんに握られて私は引きつった笑みしか返すことが出来なかった。

申し訳ないけれど、この手がどうしても私を捕らえて逃がさない鎖にしか見えなかったのである。


(そんなウルウルした目で見ないで~~!!)


秋吉のお母さんだけあって、かなりの美人さんであって、その潤んだ目の威力が半端無い。

「…善処します」

どこぞかの政治家のような台詞を、自分が吐くことになるとは生まれてからこのかた、思ってもみなかった。

諦めに満ちた死んだ魚のような目をした私の目も、秋吉母にかかれば、とても頼もしく映ってしまうらしい。

キラキラ度がまして目がつぶれる!!





やっぱり女断ち(?)してから、秋吉の勉強は遅々として進まなかったようだ。

目に見えて憔悴していく息子を見て、秋吉母も少し我に返ったらしい。

だが、このまま前と同じ状況に戻してしまえば、息子である秋吉の未来がまっとうな道ではないと思ったようで、それなりの成績をおさめている私に、白羽の矢があたった。


『1人じゃはかどらないようだから…真唯子ちゃんお願い!』


言葉と共に手を合わせて拝まれてしまった。

それに合わせて、うちの親たちも協力してあげなさいとか勝手なこと言うし…。

こうして断れなかったわけだ。


「じゃあ、秋吉は自分の部屋に居るから!ガンガンやってちょうだい!!叩いても踏んでも構わないわ。絶対、文句は言わせないから」
「…」

(ははは…マジなのでしょうか?)

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