生真面目な彼女
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成人向アフィリエイトOK
発行者:深縁
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第3章 分岐点
「そ、それよりもだ!ご褒美だ。ご褒美」
「う、うんっ」
「聞いて驚け。1日フリー権だ」
「へ?」

秋吉の最近聞き慣れてしまった間抜けな声に恥ずかしさが収まった。
秋吉に目線を合わせる。

「秋吉の母と交渉した。秋吉に1日遊びほうけてくることを許可してもらった。思うさま、女たちと戯れてこい!日々の鬱憤を晴らして来たらいい」
「…」
「いや~ここ最近のお前の真面目っぷりを秋吉の母が認めてくれたんだ。お前にとったら1日なんて短いかもしれないが、これは寛大な処置だと言うことをしっかりと胸に刻んで自由の世界へ飛び出してきたらいい」
「……」
「今回のご褒美タイムが終わっても、お前が真面目に勉学に励むなら、また機会を作ってくれると言っていたから、それを糧に、くれぐれも1日でちゃんと帰ってくること―…秋吉?」

反応のない秋吉に口を閉じて顔を向ける。

秋吉の顔には喜びの表情が――なかった。

それどころか、顔がいい分、表情がないと、ちょっとどころか、かなり怖い。

「秋吉?」
「―ご褒美ってそれ?」
「そ、そうだ。…嬉しくないのか?外に出れるんだぞ?」
「…外に出れるのは嬉しい。でも嬉しくない」
「…ちょっと待ってくれ。意味が分からない」
「分からないんだ?」
「ごめん。分からない」

盛大なため息をつかれてしまった。
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