生真面目な彼女
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成人向アフィリエイトOK
発行者:深縁
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第3章 分岐点
「…ええと、楽しくないからとかそういうのは必要ないんじゃないかな?」
「何故だ?…秋吉のために用意したのに」
「…うん、ごめん。俺が悪かった」
「分かればいい。―これはこの一週間の間に勉強した内容のものだ。それどころか、小テスト・確認テストで出した問題ばかりだ。秋吉がちゃんと私の話を聞いていたなら解けるはずだ」
「うわあ…」
「合格ラインは80点」
「8割ですか…」
「さらに、95点以上だったら、ご褒美にオマケを付けてやる」
「わあ~」
「反対に、60点以下だったら罰を与える」
「げ」
「ということで、やるかやらないか決めろ」
「え?…やらなくてもいいってこと?」
「ああ。そのかわり、今回のご褒美は無しだ。そのまま次の範囲に突入する。どうする?」
「ええと、一応聞くけど、60点以下の時の罰は?」
「そうだな。秋吉の母とうちの母の買い物に1日付き合うとか、庭の草むしり秋の家とうちの家どっちもとか?」
「…」
「ちなみにご褒美は内緒だ。だけど、絶対お前が喜ぶものだ。保証してやる。……オマケは喜ぶかは知らないがな」
「最後なんて言った?聞こえなかったんだけど」
「何も言ってない」
「?」
「で、どうする。早く決めろ」

秋吉の答えを待ってじっと見る。
数秒悩んだ秋吉は一度頷いて、顔を上げた。

「やる」
「よし。では、これから始める。時間は1時間」
「了解」

机に放り出していた鉛筆を手に取り、秋吉は準備万端だ。
私はストップウォッチを手にし、声を上げた。

「始め」
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