生真面目な彼女
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発行者:深縁
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第3章 分岐点

私は秋吉に手を伸ばす。
秋吉がぴくりと身体を揺らすが、逃げることはなかった。
ソッと頬の輪郭に指を滑らせ、優しいタッチで撫でる。

「秋、一緒に頑張ろう?」

出来るだけ優しい声を心がけて言葉を口から紡ぎ出す。
頬を撫でる手も止めない。

「秋?」
「…分かった」

秋吉の手が私の手を取り握る。
下を向いていた目線がまっすぐと私を射る。

「お前が決めたというならもう何も言わない。俺も俺のために頑張る」
「うん」
「まーちゃ…真唯子」
「うん?」
「ありがとう…そして、ごめんね」
「?」

どうして謝る?
私は私の考えのもと動いている。
だから謝られることなんて何一つない。
でも、秋吉にも何か思うところがあるのだろうと突っ込むことをやめた。

「で、今日から始めるの?」
「秋吉が始めたいなら」
「うん。やりたい」
「分かった。じゃあ、朝御飯食べて、用意が出来たら呼んで」
「―呼びに行くのもいいけど、携帯使おうよ。ナンバーとアドレス教えて?」
「分かった」

手早く赤外線を使ってお互いの情報を交換し、私は秋吉の家をお暇したのだった。
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