生真面目な彼女
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発行者:深縁
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第1章 きっかけ
隣に住んでいる幼稚園からの腐れ縁である三神 秋吉(みかみ あきよし)がとうとう母の逆鱗に触れたらしい。

母親と言っても、私の母親ではなく、秋吉の母親。


何故、逆鱗などというものに触れたのか説明しよう。


秋吉と私は現在高2。

まだ受験生ではないけれど、そろそろ進路について考えておかないといけない年頃だったりする。

秋吉はかなり顔形が整っている。
男前といってもいい。
なもんで、女に不自由したことが無く、世の男たちを多分に敵に回しているようなやつだ。

実は、そんな秋吉は根っからの女好きで、女たちを侍らせてない時が無いくらいのどうしようもないやつ。

そんな秋吉が、進路についてこれっぽっちも考えてないことは明白な事実だったが、いままでは何とか上手いこと赤点などを取らないように適度に勉強をしていた。

しかし、とうとう女遊びにかまけ過ぎて、見るも恐ろしい点数をたたき出してしまった。


今まで秋吉の素行について悩みながらも、自分のやり方でなんとかしてきた息子に、目をつぶってきた秋吉母は、とうとう我慢の緒が切れてしまったらしい。

赤点の事実が明るみに出た日の夜のことは未だに忘れられない。

家が隣とはいえ、今まで三神家から漏れ聞こえた声や音などこれといって無かったのに、秋吉母の金切り声は言うに及ばず、物が投げられてガラスが割れる音や壁を叩く音などの騒音と呼べる大きな音が、長時間、聞こえてきた。

近所の人が、警察に連絡しなかったのが奇跡とも言えるほどだった。


さすがの秋吉も母の激昂ぶりに肝を冷やし、恐怖したのか、次の日、学校に向かうその姿は今まで見たことも無いほどに悲哀を漂わせていた。


私の母からの情報によると、成績が上がるまで一切の外出が禁止となってしまったらしい。

ついでに言えば、学校の授業が終われば速やかに帰宅しなければならない。

これは秋吉にとって最悪の事態だといえる。

というか、これは私から見てもかなりの厳しい条件だと思ったほどだ。

いや、秋吉には無理だろう条件にみえた。





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