生真面目な彼女
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成人向アフィリエイトOK
発行者:深縁
価格:章別決済
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2012/01/12
最終更新日:2012/06/06 01:11

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生真面目な彼女 第2章 深みへ



つと指をプリントの上にはしらせて間違っている部分を指でノックする。

秋吉の手が止まる。

そこへ視線がきたのを確認して、説明しながら小首を傾げて、秋吉に下から視線を送る。


「そろそろ疲れた?」
「っ!」

効果あり。

どうやら私ぐらいの容姿の女でも、飢餓感が募りつつある秋吉には有効なようだった。

なんでもない振りをして頬へ手を押し当てる。

それに驚いた顔を見せたのは一瞬。

すぐに目を閉じて擦り寄ってきた。


慌てたりせずにこんな反応を返してくる秋吉はすごい。

この天然ぎみな反応(もしかすると計算かもしれないが…)が女たちを喜ばせているのだろうな。

心のメモに手に入れた実験結果を書き込みつつ、頬を撫でてやる。

ホウッと秋吉が息を吐き出す。

これくらいでいいだろうと手を離した。

秋吉も目を開けた。

「ここを直して、途中の問題が終わったら今日は終わりにしよう」
「分かった」

その後は黙って見守る。

そっと先ほど彷徨っていた左手はその動きを止めていた。

先ほどの触れ合いで、少し満たされたようだった。

心の中で手ごたえを感じた。


こうして、2日目は無事に観察・実験と勉強のノルマを終え、帰宅したのだった。



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