魔怪探偵『ユート』
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2011/10/07
最終更新日:2011/10/24 02:16

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魔怪探偵『ユート』 第1章 第一章:始まり
(ヴォーンヴォンヴォン…… ヴォン……)


そんな時、突然の乱入音が響きわたる。
バイクがエンジンを吹かす独特の音がどこからか聞こえてくる。

唯「・・・え?」

その音のおかげで我に帰り、目を徐々に開け、耳も塞ぐのをやめる。
次第に吹く感覚が短くなるエンジン音は同時に近くまで来ていることを分からせる。

?『アシ・・・アシヲ・・・ヨコ・・・』


バキャッ!! メキャッ!!


いきなりの出来事であった・・・真横から来た“何か”が唯の目の前を横切ると同時に、ハイヒールを轢いていったのだ。
おかげでハイヒールはメチャクチャな状態になり、タイヤの痕が付いてたりとバラバラで悲惨な結末を迎えたのであった。


キキィッ―――!!!


そして、横切った物体、バイクを止めてエンジンを止める。
それに乗っていた人物は席から降りると同時に被っていたヘルメットを脱ぐ。

その顔は、“どこか異様”な存在であった。
顔はどちらかというと、良い方な物だと言え、少し平凡的である。
だが、髪の毛が唯の意識を注ぐ。

色は黒色と日本人でもお馴染みな配色であるが、後頭部の髪のみが白髪が混じった生え方をしている。
顔から見ても、そんなに年を取っていなさそうにも関わらず、ほぼ半分の髪が白髪混じりとなっている。
また、性別は男らしく、服装は黒いスーツ姿で統一している。

?「たく、ようやく見つかったか・・・手間かけさせやがって」

謎の男はそう悪態を付くと同時に片手で持っていたヘルメットを振り返らずに後ろへと投げた。
何をと一瞬思ったが、それは見事な放射曲線を描いてバイクの荷台にうまく乗っかった。

?「大した金にもならねぇのにわざわざこんな依頼受ける必要なかったかもな」

男は疲れた様子を見せ、ため息を付きながらこちら側へと向かってくる。
いや、正確には“ハイヒール”の元へとだ。

?『ジャマ・・・スルナ!!・・・アシ・・・アシアシアシアシアシイィィィィ―――――!!!!!』
?「足足うるせぇんだよ、そんなに足が欲しいなら豚足かマネキンの足でもくれてやろうか?」

なんと、ハイヒールはまだ“生きて”いた。
バラバラになりつつも憤怒を表しているように壊れた体でガンガンと地面を踏み叩く。
そんな憎悪や怨みの言葉を聞きながらも平然としてさらに男は近づいていく。



―――ここからは“彼”の戦いだ
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