魔怪探偵『ユート』
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2011/10/07
最終更新日:2011/10/24 02:16

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魔怪探偵『ユート』 第1章 第一章:始まり
酸素を取り込み、脳を回転させていくうちに現実的な考え方をするにまで至った。
もしかしたら、先程までの音はここらへんを彷徨く変質者が無関係な一般人を驚かす目的でやっている悪戯だったのかもしれない。
こういう悪戯は絶対に犯人が姿を見せないように上手くやるのが定番だそうだと、昔友達から聞いたこともある。
そして、悪戯が終わったから姿を見られぬよう一目散に退散していったのだろう。

唯「だとしたら、趣味悪いわよ!! 寿命が何年か縮んだかと思ったじゃない!?」

そう分析してみて結論づけてみたら、なんだか逆に腹が立ってきた。
もし今度こんなことをしているのを見つけたら逆にしばき上げてやろうじゃないかと怒りを沸騰させる。

唯「ふぅ、怒ったら余計に疲れるわ。これくらいにしとこうっと」

もう自分への脅威は終わったのだ。
そう考え、唯は安心した顔で電柱から手を離し、改めてアパートに向かうべく足を進め始める。
電柱を避けるようにして道路の方へと向かう為に右斜め上に進む。











―そして、唯の体中の血が凍りついた―










唯「あ、あぁ・・・ぁぁぁ」

唯は尻餅を付き、今自分の視界に映る“モノ”によって恐怖を生み出されていた。
体中がガタガタと震え、足取りもおぼづかず、腰も抜けて立ち上がれないでいる。
だって・・・・・・


デンチュウノハンタイガワニウスヨゴレタアカイ“ハイヒール”ガポツントオカレテイタンダモノ・・・・・・


唯「どう・・・して?」

考えが纏まらない。何故、こんなものが此処にあるのか。どうして待っていたかのように綺麗に並んでいるのか。
唯はパニックを起こしつつ、それでもそのハイヒールから離れようと腕の力だけで体を引きずりながら引き離す。
だが・・・・・・


カツン・・・カツン・・・


なんと、『動き出した』のだ。
誰もいないはずなのに、まるで見えない“誰か”が実際に履いているように歩きだしたのだ。
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