魔怪探偵『ユート』
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2011/10/07
最終更新日:2011/10/24 02:16

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魔怪探偵『ユート』 第4章 第四章:西洋人形
会社で聞いた電話越しの妻の慌てようは今でも記憶に残ってます。
この頃になって、流石の私もこのままではいけないと危惧しだしました。

菅野「仕方ない…舞美には内緒で悪いが、あの人形を捨てさせてもらおう」

妻と休みの日、そう決断した私は用意をしました。
まず、私が舞美を休みの日ということで二人で何処かへ行こうと提案し、家を離れている間に妻が人形をゴミ捨て場へ捨てに行くという簡単なものです。
して、当日ではその計画はとんとん拍子で進み、二人で家に帰ってきた頃にはあの人形はなくなっていました。

ですがね…舞美はこう怒鳴ったんですよ・・・

舞美「どうしてこんな事したの! もしちーちゃんが“怒ったりしたら”大変な事が起きるんだよ!?」

あの気味の悪い人形が居なくなって、それ自体に怯えていた舞美もホッとしたかと思いきや、私達の行動を咎めたのです。
いや、あれは“心配”に近い物でしたね。



そんな日が一日過ぎた翌日、『事件』は起こったのです…

会社に居た私に一本の電話がかかり、そこから知った内容は…

菅野「なんだって!? 明美が!」

妻が階段から転げ落ちて大怪我をしたという凶報でした。
慌てて上司に事情を話し、早退社をして妻が運ばれた病院へと駆け込みました。
たどり着いた先には、集中治療室で治療を受けているベッドに横たわった妻:明美の姿が……

医者からは意識不明で助かるかどうか怪しい物だという話を聞き、取り乱したものです。
その後、色々と手続きやらとを終わらせ、治療室の前で座り尽くす私の元へ、妻を搬送した救急隊員がやって来たのだ。

発見した直前では、運ぶ途中だったらしい洗濯物を散らかし、階段の下で頭から血を流して横たわっていたとの話だ。
話からすれば、完璧な事故に聞こえただろう…あの一言がなかったら・・・

隊員「ですが可笑しいんですよ。奥さんの体を調べたとき、右足首に切り傷が出来ていたんです。落ちる途中で切ったのかと推測してみたんですが、周りにそんな物はなかったし…傷の種類からして、『まるで刃物で切られた』ような物なんですよ」

私の何かが壊れた感じがしました。
もしやと考えて、自宅に急いで戻ってみることにしました。
今日は休校の為、家にいた舞美の事も気にしてましたし…
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