魔怪探偵『ユート』
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2011/10/07
最終更新日:2011/10/24 02:16

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魔怪探偵『ユート』 第4章 第四章:西洋人形
東雲探偵事務所は古びたビルの三階に位置している。
だが、実際は三階に位置するとは言っても他に部屋を使う者は居ない。
その為、三階以外が使用者募集中の貼り紙が案内板に貼られている

唯「ケホッ―――!! 何ですかこの埃の量は!?」
優人「いやー此処に事務所を置いてから2年近くは使ってなかったからねぇ」

そんな場所にて、現在唯はこのビルの地下一階に居た。
地下は共同部屋により、このビルを使う者は自由にできるが、このビルを使うのは優人だけしか居ない。
地下は殆どが優人の資料保管室として活用されているのだ。

ちなみに、今日は唯の初めてのアルバイト兼助手体験の日でもあった。
最初は張り切って行こうと考えてはいたが、与えられたのが書類整理という言葉で見れば簡単そうな仕事であった。

優人「じゃあ、これから此処にある書類を行順・年代順と分けて本棚へ入れてくれ」
唯「ちょっと待ってくださいよ! 一見しても300冊以上もファイルブック有るじゃないですか!!」
優人「だからこそ君に頼むんじゃないか。私は他にやることが忙しいから書類整理をまともに出来ないが為にダンボール詰めにしてしまうからね」

クモの巣が張られているこの部屋を見るからに、相当の間手入れをしていなかったことが伺える。
一瞬、唯はこの類は少し困ると優人に抗議しようかと考えたが、初日で仕事をドタキャンするのが情けなくも感じられ、渋々行動することにした。

優人「テープはカッターでちゃんと切ってから開いてね」
唯「はいはい、わかりましたよ・・・」

ブツブツと文句を言いつつも働き始める唯を尻目に、優人は事務所へと戻っていった。



【事務所】
戻った優人はまず、奥の机にある椅子にドスンと座り込み、机から何か出す。

ヘイ『あの子上手くやってる?』
優人「手始めの様なものだ。あれくらいはやってもらわないと困る」

傍の壁に飾られた額に収められている藁人形:ヘイが訪ねてくるが、軽く答えて受け流す。
そんなことよりも優人は手に持っている物を読むことが先決らしい。
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