魔怪探偵『ユート』
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ジャンル:ホラー・オカルト

公開開始日:2011/10/07
最終更新日:2011/10/24 02:16

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魔怪探偵『ユート』 第1章 第一章:始まり
ざわざわと賑やかな雰囲気を漂わせる夜の商店街。そこには八百屋、肉屋、魚屋といった定番な店を基本とし、若者に定番なゲームセンターやファーストフード店といった都会混じりの店が数多く存在する。その大通りを通る人間はカップル、酔っぱらい、会社員と種々多類だ。
そんな楽しそうな周りの雰囲気とは若干違った雰囲気を漂わせながら、乱暴な足取りで商店街を進む少女が一人、雛森唯が居た。

唯「あ~むかつく~!!」

いきなりそう叫ぶので周りの人間も何事かと一瞬、彼女の方へと振り返ったが、面倒な事に巻き込まれたくないと考えたのか誰もがそのまま無視していく。

唯「あんのクソオヤジったら人の事を品定めするかのようにプライバシー聞いてくるからこっちが堪んないわよ!!」

実は彼女、今回夜型のバイトの面接に赴いて帰ってきた所だったのだ。
だが、結果は好ましくないもので、俗に言う不採用という結果となったのだ。
そんな彼女は自分が落ちた理由を言い訳を付け、ストレスと共にわめき散らしていたのだ。

唯「なにが『彼氏居る?』!! そんなの面接となんの関係も無いじゃないの!?」

少し訂正しておこう。彼女は些か短気といった所が見られる為、面接を正々堂々とした質問をするものだと考えている以上、そういう質問をされると怒ったり突っかかったりする傾向があるのだ。
それが不幸となって、今までのバイト面接の結果が不採用となってしまっていたのであった。

唯「うぅ、今年の仕送りだけじゃキツイ……早くバイト見つけないと本当に生活が危ないわ」

唯は元農村の出身だ。都会での大学受験で合格したことにより態々故郷から上京してきた。
その為、今ではアパートでの一人暮らしで今現在、なんとか実家からの仕送りで生活しているといった所だ。
だが、仕送りは殆どが学費に消え、生活費として使えるのもなんとかギリギリである。
しかも、この頃その均衡が崩れつつあり、それを支えるためにバイト活動を始める決意をした。

唯「あ~あ、また求人情報を見て電話からやり直しか」


過ぎたことは仕方ない。そう考えて今日の面接結果をいち早く忘れることにする。

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