舞う蝶の果てや夢見る ―義経暗殺―
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/09/25
最終更新日:2011/09/25 11:22

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舞う蝶の果てや夢見る ―義経暗殺― 第6章 夜盗と傀儡師
 京からきた芸能集団は、平泉で人気が出た。その噂を聞きつけ藤原秀衡は邸によんだ。国衡はじめ秀衡の息子たちが全員集まると聞いて、夜叉丸もその一団に潜り込ませてもらった。静は夜叉丸が鼓を打ってくれることに単純に喜んだ。
 義経も秀衡の隣に席取っていたが、変装した夜叉丸には気づいていないようだった。ただ、ずっと静を好色な目で追っていたのには閉口した。いくら美形といってもまだ十歳ではないか。静を義経に近づけてはならぬと夜叉丸は思った。鬼姫が陵辱されるような錯覚があった。
 三カ月ほどして平泉の興行も終わり、傀儡子の一団は京へ戻ることになったが、静がいつまでも泣きやまず夜叉丸から離れようとしないので親方が申し訳なさそうに詫びて引き連れて行った。

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