舞う蝶の果てや夢見る ―義経暗殺―
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/09/25
最終更新日:2011/09/25 11:22

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舞う蝶の果てや夢見る ―義経暗殺― 第5章 陰陽師鬼一法眼 対 龍笛
(そうなのだ。あいつは、退屈だったに違いない。兵法を学ぼうなどという気持ちをあいつが持つはずがないではないか。馬の訓練と毎夜相手の変わる伽に、厭きていたのだ。苛立ちが高じていったのが手に取るようにわかった。全くあいつの我が儘に付き合わされてしまった。義経の遊びにつき合わされて鬼一法眼よ、おまえが一番不運だったようだな。さて、仕事じゃ。俺もそろそろ退屈な平泉へ戻るとするか)
「しかし、何故義経に法眼の術が効かなかったのだろう?」
 夜叉丸は、少々鬼姫の相手が煩わしくなって大仰に溜息を吐いた。
「しかし、が多いな。法眼の術は、人の心の隙間に入り込む目くらまし。人の心を持たぬ者には、効かぬのよ」
「そうか、それで法眼の屋敷で夜叉丸にも効かなかったのじゃな。なるほど、なるほど……」
 夜叉丸の顔色の変化を察した鬼姫は、夜叉丸が怒った、怒ったと囃し立てながらムササビのように木から木へと飛び移り降りていった。
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