私立全寮制御堂学園物語 ダークサイドバージョン
私立全寮制御堂学園物語 ダークサイドバージョン
成人向完結
発行者:とりさん
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ジャンル:その他

公開開始日:2011/09/25
最終更新日:---

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私立全寮制御堂学園物語 ダークサイドバージョン 第9章 第八章 リベンジ
 「それこそね、僕が集めた証拠を全部持って警察に行けば、毎日ニュースで《株式会社 御堂》と政治家のことで大騒ぎになるくらいの、準備はできてたんだ。だいぶ前からね。でも、僕は、君たち、少年達との暮らしを壊したくなくて、愚かにも、御堂をつぶすことは、君たちをも不幸にすると思い込んで、グズグズしてた。その結果、裕君を……」
 猪瀬の口がわななく。
 「先生、ゆう坊は死なないよ」
 純也は厳しい表情で云う。それは確信などではなく、希いだった。
 猪瀬は、やっと続けた。
 「《御蔵島リゾート開発》に絡んだ汚職の、御堂側の中心人物は清家秀一の父親なんだ。つまりは、御堂学園の理事長だ。清家の、君たちが心配するような後ろ盾は、もう無いも同然なんだよ。あいつも、あいつらも、もう裸だ。誰も守ってはくれない。僕は、こちらも、警察を使わずに、何とか、傷つく人を少しでも少なくして、復讐を果たしたいと考えていた。将大君、君の父親が、力になってくれる」
 将大は、突然父の話を出されて戸惑っていた。
 「これを、君たちが汚いと思うかどうか。しかし《力》を使うという意味では、警察だって同じことだ。僕は、岡本専務に協力してもらい、汚職の証拠を利用して、清家一派を会社から追放する作戦を進行中だった。一昨日も、会ったばかりだ。将大君」
 何を云われるのかと、なお戸惑う将大。
 「なかなか父親になれないって、嘆いていたよ、《お父さん》」
 将大は少しうつむき、黙り込んでしまった。猪瀬は優しく微笑む。
 「秀一の後ろ盾を潰し、平行して、君たちを傷つけた連中を、ビデオと写真で追い込む。親に見せてやるのさ。やつらの家庭を破壊する。親自身に処罰させるんだ。甘やかすようなら、警察に届けるって脅してやる。やつらにふさわしい逆襲だろう?」
 
 だが純也は思う。
 もし、もし裕が死んだら、そんな罰で釣り合うはずなんかない。
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