好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第11章 未練5
俺の代にはそんな話無かったぞ・・・。
俺の時に居た面々を思い浮かべる。
あ・・・。
一人いたな。
元気いっぱいでテキパキ仕事をこなす世話好きなのが。

アコが三人の武勇伝を語りだす。
他のメンバーも口々に自分の知っているネタを披露し始めた。

俺もタカヤさんも吹き出しそうになるのを堪えるのが大変だった。
顔合わせを終えて、藤村さんは担当を離れる挨拶をして俺達は三人で事務所を後にした。

それから三人で飲みに行き、メンバーの子達が話した俺達の武勇伝についてさっきまで堪えていた笑いをぶちまけた。
たかが高校生にそんなことはできないよってことまでしてたことになってたり、なかなか凄まじい活動を繰り広げていたことになってた点について三人で笑った。
俺については、あながち間違ってはいない部分もあったけれど。
でも、自分たちの功績が評価されてるのはうれしいことだった。とりわけ、俺の後輩教育についても同様に語り継がれててそれは素直にうれしかった。俺自身、力を入れた部分だったから。
そして、俺とタカヤさんとユズルさんが三人一緒に語られていることも俺にはうれしかった。
ここにユズルさんもいたらな。

藤村さんはこの担当は離れるけれど、どこかへ異動になる訳ではないらしく今後もよろしくということで別れた。
本名は、木村というらしい。

このところ忙しくてユズルさんに会いにというか、見にいけていないかった。
あれこれ調べに入ると、自宅に帰るのが深夜や朝になることもしばしば。
そろそろ、実家を出ようかなと本気で考える。
タカヤさんは学生のころから一人暮らしだったらしく、今も事務所の近くに部屋を借りている。
セイジさんも自分のやっている会社の事務所として借りているアパートに一人で住んでいる。
俺も事務所の近くに部屋を借りようかな。
本当はユズルさんと暮らす筈だったんだけどな。
二人くらい住めるところを借りようかな・・・なんて、淡い希望を抱いてみたりする。

にしても、普通に自分の仕事をしながら、ティーン部の上げて来る計画書や報告書にも目を通して、返していくのはけっこう手間が掛るものだと初めて知った。
子供達にあまり無茶なことはさせられないし、されても困るし。
無茶をしていた俺なんかは藤原さんや藤村さんからみたらホント困った奴だったろうなと、申し訳なくなる。

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