好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第11章 未練5
「なんだよ、さっきから。」
二十分ほど走ったところでさっきまで別の話しをしていたタカヤさんが少し笑いを含んだ声で言った。

「え・・・。」

「なんか言いたいことがあるんなら言え。」

「いえ、なんか緊張しちゃって。」

「俺と二人きりで車に乗るのが?」

「違いますよ。高校のときの事務所行くのがです。」

「ああ、そっちか。」
タカヤさんはつまらなそうに言う。

「そっちかって、そっちしかありませんけど。」

「なんで緊張すんだよ?。」

「なんとなく。久々だし。」

「ふうん。」

「タカヤさんはそういうのないんですか。」

「ないね。まあ、強いて言うなら、女子高生に惚れられちゃったらどうしようってことくらいかな。手出したらまずいよなー、やっぱ。」

「なんの心配してんですか。駄目ですよ、手出しちゃ。」

「おまえだって可能性あんだぞ。女子高生から見たら社会人のお兄様達はカッコよく見えるだろうからな。」

「それは暗に俺でもスーツ着てりゃ女子高生くらい騙せるぞっていいたいんですかね。」

「ったく、おまえはひがみっぽいなぁ。」

「そりゃそうですよ。身近にいた先輩二人はモテモテだったんですから。」

「ああ?それは、俺とユズルのことか?」

「他にいないですよね。わざわざ言わせたいんですか。嫌な人ですね。」

「だからひがむなって。」

「でも昔同様、女の子は一人しかいないじゃないですか。」

「ああ、そうだな。おまえもう顔と名前覚えた?」

「はい、そりゃあ、一応。」

「そっか、さっすが。で、どれが一番使えそう。」

「そうですね。資料を見た限りではまだなんとも、みんなそこそこのスキルはもってそうですが・・・ジュンナって子ですかね。」

「やっぱな。おまえの好きそうなタイプだよな。まあ、俺も同意見だけど。でも、変わった名前だよな。ジュンナってどんな字書くんだろうな。男だよな。」

「そうですね。俺達世代にもけっこう変わった名前の奴はいますけど、今のメンバーの名前って全部変わってますもんね。本名なのか疑いたくなりますけど。」

タカヤさんが俺の方をちらっとみる。

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