好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第9章 未練3
セイジさんは、凄く線が細く、青っ白くて、眼鏡を掛けててる。いつもはスーツだけど、今日は休みでクタクタのTシャツにジーパン。まさにインドアなアキバ系に見えなくもない。

俺達はフロアに出てテーブルでケンタッキーを食べる。
セイジさんは豪快に鶏肉に被り付いてる。
そんな風に見えないのに。
俺はそれをぽかんと眺めてしまった。繊細なイメージが強かったので意外だ。

「ん?」
セイジさんは俺の視線に気が付く。
「ああ、すんません。セイジさんって鶏肉にがっつくイメージじゃなかったもんで。」

「はは、そうか?けっこう食うんだけどな、そうは見えないみたいだな。」
「へー。」
「それに、これでもスプリンターだ。」
「えっ。マジッすか。」
これは本当に意外。

セイジさんは、うんと深く頷く。
どうみてもヒョロヒョロにしか見えないけど・・・。

「どうですか。仕事慣れました?」
「ん、うん。まあね。まだ戸惑うことも多いけど、やってけそうだよ。」
「そうですか、よかった。」
「タカヤさんとマナトは高校生の時からこんなことをしてたんだな。」
「ええ、まあ。でも、もっと簡単な調査しかしてないですし、踏み込むのも禁止でしたけど。」
「マナトは結構無茶してたってきいたけど。」
セイジさんはニッと笑う。

タカヤさん・・・いらんことを。
「そうでもないですよ。」
誤魔化す。

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