好きになったヒト
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成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第8章 未練2
「お、起きたか?」
家の主の声がする。松岡だ。

「んー、みんなは?」

「帰ったよ。もう1時だぞ。」

「え・・・」

「飲み過ぎ。まあ、昨日は俺達も悪かったけどな。」

「なんだっけ・・・。」
しっかり覚えてるけど。

「でも、みんなおまえの事心配してんだからさ、悪くおもうなよ。」

それには答えずに、身体を起こす。

「シャワー使えよ。」

「ああ、サンキュ。」
俺は立ち上がってバスルームへ向かう。
奴は台所で何か作ってる。
その背中に声を掛ける。

「俺のその彼女な、彼女じゃないんだ。彼氏なんだ。」

「え・・・。」
振り返った奴のぽかんとした顔。

俺はそれだけ言ってバスルームに入った。

出て来ると飯が出来てた。

「佐々木。」

「ん?」

「さっきの話。」

「ああ、びっくりしたろ。」

「ああ、かなり。」

「だからさ、どうしていいかわかんねえんだよ。」
自分でも不思議なくらい自然に話が出来てる。

「おまえってさ、そっちなのか。」

「あ?さあ、たぶんそいつだけだと思うんだけど。わかんね、他は経験ないし。」

「だよな。おまえ女とヤってるもんな。」

「心配すんな。おめえらみたいなむさいのに手出したりしねえから。」

「あ、ああ。」
明らかにどう返していいかわかんねえって反応だ。
まあ、そうだよな普通。

「なんで、俺に?」

「さあ、なんとなく。」

「他の奴には?」

俺は首を振る。

「そっか。」

「むさいのってことは、相手の奴はその・・・美形なわけ?」

「へ?」
俺は拍子抜けした。いきなりそんな質問かよ。さっきはドギマギしてたくせに。

「あー、どうかな。まあ、そこそこかわいい感じかな。」
マナトの事を思い浮かべる。

「へえ。」

「興味あんの?」

「え、ああ、いや。なんつうか。そういう奴初めてみたし。おまえそんな風に見えねえし。外見はともかく性格とかぜんぜん男っぽいしさ。」

おまえはどっちなの?攻め?受け?と続きそうな雰囲気だったけれど、そこはスルー。
興味深深だな。
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