好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
好きになったヒト 第7章 未練1
仕事を終えて、待ち合わせの喫茶店に向かう。
店に入って店内を見回す。

まだ来てないみたいだ。
店員さんに案内されて、テーブルに着く。
珍しく空腹感を覚えて、スパゲティを注文する。


ライブの出演依頼のメールが来てたな。
仕事のスケジュールとの兼ね合いを考える。
アツキさんと新曲の打ち合わせもしなきゃな・・・。歌詞も書かないと。
それから、タカヤさんとの仕事の事も考えないと。

俺ってけっこう忙しいな。

「お疲れ、待たせたな。」
いつの間にかテーブルの横にタカヤさんが立っている。
スーツ姿だ。初めて見る。

「あ。お疲れ様です。」

「なにぼーっとしてんだ。」

「ああ、いえ。ちょっと考え事を。」

「そうか。」
タカヤさんは、俺の向かいに座る。

「俺、先注文しちゃいました。腹減ってて。」

「うん。俺もなんか食おうかな。」

タカヤさんは、注文をする。

「タカヤさんのスーツ姿って初めて見ます。」

「えっ、ああ。そういやそうだな。かっこいいだろ。」
タカヤさんは、偉そうに言って見せる。
自分で言うところが、この人らしいな。まあ、実際よく似合ってるけれど。

「ええ、よく似合ってますよ。」
俺はちょっと呆れ気味に言ってやる。


「おまえも似合ってるよ。」
取ってつけたようなお世辞を返される。

「それは、どうも。」

「あれだな、会社立ち上げんのって結構大変なんだな。いろいろ専門の人に手伝ってもらってはいるけど。」


「そうですよね。俺もなんかしますよ。」

「うん。サンキュ。でも、おまえも今の仕事があるからな。大丈夫だ。俺はフリーで動けるし。」

「一応事務所の場所が決まったから、これ。」

タカヤさんは鞄から書類を取り出す。
地図と見取り図だ。
46
最初 前へ 43444546474849 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ