好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
好きになったヒト 第6章 恋愛5
アツキさんは俺が思っていた以上のメロディを付けてくれた。
久々にアツキさんと一緒に音楽の話しをして、一緒に曲を作って、歌った。
なんだか、昔に戻ったみたいだ。


新曲は思い入れが強すぎるので、どうしたものか悩んだ末、新曲とは言わずにいきなり歌うことにした。
今日はアツキさんも来てくれている。
本当はユズルさんに聞いて貰いたいけれど、連絡はしなかった。
連絡しようか直前まで迷ったけれど、この歌の歌詞に込めた通りこの歌がユズルさんに届けばいいと思った。


いつもどおり歌い終わって、フロアへ。
アツキさんが俺に気がついてにこにこしてる。

「お疲れ。」

「どうでしたか?」

「よかったよ。なんか、あれだな。やっぱテンションが上がるもんだな、自分の曲がみんなに聞いて貰えるっていうのは。」

「そうですね。俺久々にけっこう緊張しました。ちゃんと歌えてましたか。」

「ああ、ちゃんと歌えてた。客席の反応もまずまずだな。聞いたことない曲だからちょっとざわついてた。」

アツキさんはうれしそうだ。作曲をアツキさんに頼んでよかった。最初かなり渋っていたから迷惑だったかもと少し思っていたけれど。


「そっか、よかった。」
アツキさんにオッケーを貰えて一安心。
なんだか気が抜けた。

「そういや、あの子が来てたぞ。」

「だれですか?」

「おまえのイケメン友達。」

え・・・。
まさか。

「いつですか?」

「新曲が終わってすぐ帰ってったみたいだけど。」

「ほんとに、彼でしたか?」

「ああ、そこでしゃべったんだ。間違いない。」

「ちょっと、すみません。」

俺は外へ出た。
もう1時間以上たってる。いるはずがない。わかってるけど、ライブハウスの周りを探す。
携帯で、ユズルさんに掛ける。
出ない。

ユズルさん、どうして、なんでこの日に。
やっぱり俺達まだ繋がってる。
ユズルさん、応えて。


諦めて、ライブハウスへ戻ると建物の前にアツキさんがいる。
41
最初 前へ 38394041424344 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ