好きになったヒト
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成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第5章 恋愛4
「え?新曲?」

「ああ、さっきの曲今日初めて歌ったみたいだよ。」

「そうなんですか、いえ、それは知らなくて、たまたまです。」

「そうか。誰にも言わずに今日いきなり歌うって言ってたけど、キミとは仲がいいから聞いてきたのかと思った。」

「いえ、さいきんはもう全然連絡をとってないんです。マナトの歌を聞きたくなって覗いてみたんです。」

俺達の話しているバックにフロアから洩れるマナトの歌が聞こえる。

「じゃあさいきんのことは、聞いてもわからないかな。なんとなく元気がないんだ。新しい曲を歌ってみたらり、定職に着いたりして充実しているように見えるけど、前はもっとこう活き活きしてたような気がするんだけどな。」

「まあ、社会人になりましたからね。あいつも。」

「そうだね、学生のときとは違うよな。でも、俺があいつと知り合ったころはまだほんの子供だったけど、なんか今と被るんだ。

「中学生・・・長いんですね。」

「ああ、俺も子供だったけど、あいつはまだ中学生で俺が使ってたライブハウスによく来てた。マナトはいつも笑顔なんだけど、なんか真意がみえないんだ・・・。ちょっと変わった奴だなっと思ってるうちにあいつが歌うようになって、仲良くなってなんとなくその理由が分かった。いろんなことを背負い込んでんだよ、あいつは一人で。
金が必要だったみたいでなんかやらかして、警察の世話になったみたいだけど担当の警官がいい人で、前科にはならなかったんだ。
あいつの様子がちょっとあのころと被るんだ。だから、もしさいきんのこと知ってたらって思ったんだけど・・・。悪いね、帰るとこ止めちゃって。」


「いえ、じゃあ、失礼します。」


昔、なんかやらかしてるのか。それは聞いたことがないな。
担当の警官っていうのは藤原さんだろう。
マナトと藤原さんの関係。
藤原さんと別れたときマナトはぼろぼろだった、それくらいに藤原さんの存在が大きかったのだろう。
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