好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
価格:章別決済
章別決済は特定の章でのみ課金が発生いたします。
無料の章は自由にお読みいただけます。

ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

マイライブラリ
マイライブラリに追加すると更新情報の通知など細かな設定ができ、読みやすくなります。
章一覧へ(章別決済)
好きになったヒト 第4章 恋愛3
今週は少し余裕があって珍しく昼食もゆっくり取れてる。今度の日曜は休めるかな・・・。
ユズルさん、日曜日空いてるだろうか。昼休みに携帯を開いて考える。

「何携帯見てぼーっとしてんの?」
隣の席の女の子が俺に声を掛けてくる。俺より一年先輩の松尾さん。

急に声を掛けられて、自分の意識がユズルさんに飛んでいたことに気がついて焦る。
俺、ニヤけてたかも。
「え・・・ああ、いや。」

「今週はちょっと余裕あるから彼女のこと考えてたんだろっ。」
前の席の先輩がうれしそうに言う。

「そうなんだ。どんな彼女?」
松尾さんも俺をからかうような口ぶり。

「えっと・・・その、違いますって。携帯古くなったから変えようかなって考えてたんです。」

前にユズルさんが自分のことを彼女じゃないと言ったのが頭に浮かんだ。

「でも、いるんでしょ。彼女。」
松尾さんは興味津々。

どう答えようか迷うけれど、彼女ではないけど付き合ってる人という意味だろうから。
「まあ、一応。」

「こいつのかわいい彼女は、学生さんだよ。」
先輩が言う。そういえば、前に話したことあったっけ。

「えっ、まさかの高校生?!」
松尾さんが声を上げる。

「いえ、大学生です。一つ年上で・・・。」

「ああ、そっか、大学生ね。一つ上ってことは、私と同級生じゃん。」

「そうそう、こいつが働いてる間、彼女は男と遊んでるよ。」
先輩はニヤニヤして言う。

「はは、あー、そうかも。俺捨てられりゃうかも。」
俺は冗談で流す。

けれど、実際冗談ではない。
ユズルさんはあのとおり女がほっとかないし、コンパだ飲み会だとひっぱりダコで、一緒にいるときも誘いの電話がしょっちゅう掛ってきてる。女の子からの電話もしばしば。
俺と会えないときはサークル、飲み会にバイトだと、大学生活を謳歌してるようで、信頼してはいるけど心配がないわけではない。
俺もユズルさんも過去には彼女がいた。だから、基本女の子が好きで、男同士は特別。

でも、俺もユズルさんも前に好きだった相手も男で、今も男相手ってことは逆なのか。
というか、俺の場合どっちでもいいのか?
考えてみる。

22
最初 前へ 19202122232425 次へ 最後
ページへ 
ページの先頭へ