好きになったヒト
好きになったヒト
成人向完結
発行者:iroha
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ジャンル:恋愛

公開開始日:2011/09/09
最終更新日:---

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好きになったヒト 第3章 恋愛2
「少し早いですけど、誕生日プレゼントです。」

「え・・・。」

「いろいろ考えたんですけど、なにを準備していいかわからなくて。」
マナトがやさしい目で俺を見てる。

「誕生日知ってたのか・・・。」
どこで知ったんだろう。

「前に免許証見せてくれたでしょう。」

「ああ、そうか、あれか。さすがだな、おまえ。」
マナトの目聡さに感心する。
おまえはいつ?と聞こうと思ったけれど、それじゃあ一緒にメンバーやってた者としては芸がない気がして飲み込んだ。俺も調べよう。

「ありがとう。」
俺はマナトに歩み寄って、両手で顔を包み込む。傍によってマナトの目線が自分よりほんの少し上にあることを実感した。
やっぱり、背が伸びた。
そっとキスをする。

「ユズルさん、今日泊まっていきましょう。」

「え・・・。」

「実は旅館も取ってあるんです。」

「は?」

「だから、今日の朝の電話でユズルさんが別の用事を入れてしまったらどうしようって少し焦ったんです。」
マナトは俺を抱き締める。

「マナト・・・。旅館って高いんじゃねえの?」

「大丈夫。俺、これでも一応社会人だから。」

「大浴場とかあんの?」

「もちろん。部屋食付き。」

「すげーな、おまえ。」

二人でベンチに座って景色を眺めて、話をして旅館に向かう。
途中で簡単な昼食を取る。
昼飯を食う場所までちゃんと決めてあったようで、マナトの準備のよさに感心。

着いたところは思っていた以上にいい旅館だった。
マナトは車のトランクから荷物を出してる。

「ユズルさんの分の着替えもありますから。」

「ああ、サンキュ・・・さすがだな。」
その辺の準備もぬかりないな。

仲居さんが部屋へ案内してくれる。

さっそく二人で大浴場へ、展望風呂になっていて海が見える。
二人で並んで湯船に浸かって、ぼーっと景色を眺める。

「いいとこだな。」

「ですね。」

「高かっただろ。」

「まあ、それなりに。」

「気使わなくていいのに。」

「いいんですよ。俺普段ユズルさんに甘えっぱなしだから、なにもしてあげられないし。」

「そんなこと・・・当たり前だ。俺のが年上なんだから。」

「一つしか違わない。」

「でも一つは一つだ。」
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